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2025/09/09(Tue)00:46
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2006/12/25(Mon)08:40
複製品が飾られているのは、青色を基調にした18世紀初頭のフランスの宮廷衣装と、フランス製で18~19世紀のシュミーズ・ドレス。複製品は来館者が手袋をはめた上で実際にさわることができ、仕立て方がわかる。
複製品を作ったのは大阪樟蔭女子大(大阪府東大阪市)の学生。
本物に近い風合いの生地を選び、織物の柄をスキャナーで取り込みプリントしたが、立体感を出すために、線一本ずつに影を手作業で入れた。衣装を分解することができない上、実際に着ていたもので部分的にのびたり、ゆがんだりしていた。「測るたびに違う数字になり、何度もやり直した」と同大の指導員大山弘美さん(47)。2004年に発注、製作に2年かかり、今年2006年3月から展示された。
同館は神戸市が約170億円を投じて開館。18、19世紀のドレスから近代の洋服まで約5千着の収蔵を誇る。しかし、展示室の入場者は当初の約15万9千人から02年度は約5万8千人と減り続け、閉鎖の話も持ち上がった。
2003年度に展示スペースを3分の1に縮小して再出発。複製作りに加えて、「当時の貴族の体形が分かるように」と洋服に合わせた形のマネキンも展示した。複製した衣装の型紙(2千円)を6種類販売し、実際に作ることもできるようにした。
新たな複製づくりも進んでいる。同女子大4年の1人が20世紀初頭に活躍したデザイナーのマドレーヌ・ビオネが作ったドレスの複製を、3年生3人が1865年ごろの米国のドレスの複製に取りかかっている。いずれも完成したら同美術館に収蔵される。同館では、複製品が増えたら、ファッションショーや映画への利用なども検討していきたいとしている。
HP http://www.fashionmuseum.or.jp/src/
朝日新聞 2006年 12月25日 [神戸版]より
No.200|神戸の地元ネタ|Comment(0)|Trackback()
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