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2025/09/12(Fri)11:38
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2006/12/17(Sun)16:58
神戸市は、全職員の給与制度に能力主義的な要素を導入し、年功的要素を減らす方針を決め、労働組合に提案した。交渉がまとまれば、2007年度から実施する考えだ。総務省などによると、能力や実績を一般職員の給与にまで反映させているのは、政令指定都市では北九州市があるという。
市の見直し案によると、原則として1年で1段階、基本給を自動的に昇給していた仕組みを廃止。新たに毎年1回の査定を導入し、評価内容によって昇給の度合いに差をつける。
高い評価の職員は平均的な給与より高くなる一方、最低の評価を受けた職員は昇給を見送られる。従来は、同じ職級に同じ年数とどまった職員は原則、同じ基本給という「横並び」だった。基本給に差がつくことで、夏冬のボーナスにも差が出ることになる。
係長試験に合格していなくても、42、43歳で係長級の給与に移行させていた従来の慣行も、「年功序列的だ」との批判を受けて改める。係長の1段階下の「主任」から筆記試験や面接を導入し、昇進試験を通らなければ給与が頭打ちになるよう変えるという。
係長級に支給していた月額5万4千円の管理職手当は廃止して時間外手当のみとし、課長級は時間外手当を廃止して管理職手当だけとする。こうした一連の改定に合わせ、給与の算定基準となる給料表を改める。
年功的要素を減らして浮く財源は、実績・能力のある職員に振り分ける方針。市は「やる気のある職員を給与面で優遇し、職員全体の仕事の意欲を引き出したい」としている。
公務員の給与への能力主義の導入は、今年2006年4月に国が実施。総務省は、自治体も準じるよう通知した。神戸市は今年度から、課長級以上の幹部職員のボーナスに勤務実績を反映させているが、対象を給与や一般職員にまで広げることにした。
2006年12月16日 朝日新聞より
No.174|神戸の地元ネタ|Comment(0)|Trackback()
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